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2009年05月09日

ピントのチェック

簡単にピントの精度をチェックする方法です。

雑誌や新聞に切り込みを入れ、立ち上げます。
090509a.jpg

090509b.jpg
こんな感じです。

カメラを三脚に固定し、立ち上げた部分を斜め上から狙います。
このとき、立ち上げた部分の面がなるべくレンズ面と平行になるようにします。

今回はPhotographer TAMURAと同じくフォーカスエイド付きのマウントアダプター経由で
ZEISS50mmf1.4を使いました。
カメラは5DMarkIIです。

合焦のサインが一番安定するあたりで撮影します。
結果はこんな感じでした。
090509c.jpg  

等倍に切り出すとこんな感じです。
090509d.jpg  
明らかな前ピンであることがわかります。
ライブビュー機能があれば、ファインダーで合焦した後に
ライブビューに切り替えてみましょう。
撮影しなくてもどのくらいずれているかが確認できます。

カメラにピントのアジャスト機能があれば調整することで改善できるはずです。
メーカーの保証範囲内であれば相談すれば対応してくれると思います。
それ以外の場合は、傾向を覚えて現場で対応する、
目視で確認しやすい場所を見つけてしっかり合わせる、
スクリーンを交換する、などの方法があると思います。

次の画像はライブビューでしっかり合わせたものです。
090509e.jpg
等倍切り出しです。
090509f.jpg

いずれにしてもピントはなかなか合わないので試行錯誤を繰り返すことだと思います。

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2009年02月18日

お題

久々にお題を出したいと思います。
今回は「自宅から徒歩5分以内の場所で撮影する」
ということでお願いします。
普段は見逃してしまっているような日常の景色の中にテーマを見つけ、撮影してみてください。
肩肘を張らず、撮影を楽しんでくださいね。
投稿をお待ちしています。

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2008年11月25日

PLフィルター

PLフィルターは空を撮る時だけではなく、このようなシーンでも有効です。

PL

天気のよい秋の午前中に半逆光(太陽は10時の方向)の状態で撮影しています。
上は効果が一番少ない状態で、下は一番効果を感じる位置で撮影しました。
反射をカットすることでとても鮮やかに感じます。
紅葉や風景の撮影ではPLフィルターをうまく活用してください。

EOS50D
EF24-70F28L
絞り優先AE
-0.3
F13
ISO100

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2008年11月15日

指令001

皆さん、写真撮ってますか?
最近投稿が減ってますのでここでお題を出したいと思います。
日本には四季があり、写真を撮るものにいつも撮影のテーマを与えてくれますね。
紅葉は海抜も下がり、朝晩は肌寒くなってきました。
そんな季節の中、ちょっと空を見上げてみてください。
そう、お題は「秋の空」です。
忙しい人もカメラを持ってちょっと外に出て、ゆっくり空を見てみましょう。
きっといろんな発見があるはずです。
感じたままシャッターを切ってみてください。
たくさんの投稿を待ってます。
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2008年10月11日

露出補正について

露出とは
今回は川中で話題になった露出についてです。
露出って何でしょうね?
とりあえずネットで調べてみると、「野外露出」とか、そんなのばっかです。
辞書で調べると、
1.覆わずににあらわに出すこと。
2.写真機でシャッターを開いてフイルムや乾板に光を当てること。露光。
とありました。

要は普段は覆い隠しておくべき部分を光の下にさらすということでしょうか。
これをデジカメで考えるならば、CCDやCMOSなどの撮像素子は
普段は光に当たらないように隠してあるが、シャッターが開き、
そこに光があたる、ということです。

適正露出って?
では次に適正露出について考えてみましょう。
適正露出って何でしょうね?何をもって適正というのか・・・。
まったく露出しなければ画像は真っ黒で、極端に露出しすぎると画像は真っ白になります。
その中間で、適当な時間光が当たるとちょうどいい明るさの画像に仕上がります。
仕上がりが見た目と同じくらいの明るさに感じられれば、それを適正露出と呼ぶことにしましょう。

カメラの露出判断
まあ、難しいことを考えなくても、カメラに任せておけば露出を判断して撮ってくれますから、まずはカメラに任せて撮ってみましょう。
カメラの測光機能はどんどん進化していますので、ほとんどのシーンで適正な露出に導いてくれるはずです。

でもカメラも判断を誤ることがあります。
また意図的に露出をコントロールして表現する方法もあります。

ここでひとつ実験をして見ます。
カメラ任せにして白いものと黒いものを撮りました。

純白のはずのアップルのマークと漆黒のはずのカメラキャップがほぼ同じ明るさに写ってしまっています。
乱暴に言うと明るさが均一のものをカメラ任せに撮るとすべて同じ明るさになってしまうということです。
どちらの写真も平均すると約17%のグレーになっているはずで、これは決まりだと思ってください。
逆にこの機能を利用して17%グレーのカードをカメラで測光すれば、
その場所の絶対的な明るさを判断する指標となり、その数値は入射式露出計と同じになるはずです。


露出補正
下はそれぞれカメラで露出補正をして撮影したもの。
アップルは+2、カメラキャップは-2の補正をしました。

先ほどカメラも判断を誤ると書きましたが、いつも正しい判断をするので困る、
と言い換えたほうがいいかもしれません。
また評価測光ではさまざまなシーンを判断して測光するので、
カメラ任せの撮影でも失敗することは少なくなってきていると思います。
フイルム派は特にカメラの癖を理解して露出補正をしてください。
デジタルの場合は取り直しができるシーンでは結果を確認しながら何度でも撮り直してみましょう。

要はどんな風に撮りたいのかを考え、そこに到達するためにカメラの判断した露出をどのように補正するのか、しないのか、という話です。

以下は実践サンプルです。参考にしてください。


カメラ機種名 Canon EOS Kiss Digital X
撮影モード プログラムAE
Tv(シャッター速度) 1/125
Av(絞り数値) 4.0
測光方式 評価測光
露出補正 +2/3
ISO感度 100
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM
焦点距離 60.0 mm



カメラ機種名 Canon EOS Kiss Digital X
撮影モード プログラムAE
Tv(シャッター速度) 1/60
Av(絞り数値) 2.8
測光方式 評価測光
露出補正 +2
ISO感度 100
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM
焦点距離 60.0 mm

逆光だったので上のデータですでに+2/3の補正をしていますが、
画像を確認してそれでは足りないと+2にしたのだと思われます。
もっと明るく撮りたいところですが、マニュアルモードに切り替えるのは
もう一手間かかって大変なのでやめちゃったようです。
こんなことではいけませんね。


カメラ機種名 Canon EOS Kiss Digital X
撮影モード 絞り優先AE
Tv(シャッター速度) 1/8
Av(絞り数値) 5.6
測光方式 評価測光
露出補正 0
ISO感度 400


カメラ機種名 Canon EOS Kiss Digital X
撮影モード 絞り優先AE
Tv(シャッター速度) 1/30
Av(絞り数値) 5.6
測光方式 評価測光
露出補正 -2
ISO感度 400
レンズ EF-S10-22mm f/3.5-4.5 USM

これは授業用に撮ったものです。

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2008年09月24日

シャッタースピード

c080924.jpg
先日話題になったシャッタースピードについてです。
上はF5.6、1/250秒(ISO1600)
下はF11、1/4秒(ISO100)
こんな感じに表現が変わってきます。

一概にどちらがいいとはいえませんが、下の写真のほうが
水の流れを感じることができるのではないでしょうか。



 

c080924-2.jpg

この写真はNDフィルターをつけて8秒間露光したものです。
シャッタースピードをコントロールしていろいろな表現にチャレンジしてみてください。
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2008年04月10日

JUKEBOXX PHOTOGRAPHERSとは

JUKEBOXXには野球部と写真部があります。

JUKEBOXX PHOTOGRAPHERSは
JUKEBOXX写真部の作品発表の場です。

それぞれの感性が捕らえた時間を2次元で表現し、
ここに記録を残します。

写真は自己表現の手段のひとつです。
写真を撮るときは皆、誰かに何かを伝えたいという想いがあるはず。
対象は特定の誰かか、不特定の多数か、あるいは自分かも知れません。
そんな想いが写真として記録されます。誰もが共感できなくても、
誰かに伝わる写真もあります。

JUKEBOXX PHOTOGRAPHERSはなんでもありです。
見る人、撮る人、みんなで楽しみましょう。